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講演日時 12月14日 13:15~14:00

都道府県と市区町村が先導する新しいデジタル社会の創造
我が国のデジタルトランスフォーメーションは新しい基本法とデジタル庁で本格推進が始まり、デジタル田園都市国家構想によって具体的な施策が起動し始めた。 インターネットなどのデジタル技術を人に浸透させるためには、経験と理解を促すために丁寧な時間をかけなければならない。20年かかると思われていたさまざまなデジタル社会の推進の原点となる人々の理解と関心は、Covid-19やウクライナ侵攻などの歴史的な出来事で、2年でほとんどの人が経験して理解してしまった。推進側としては「言い訳無し」の状態となった。一方、5G、IoT、AI、Web3、サテライトなど、技術の進化も加速している。社会のすべての産業が今や横に連携し、信頼できるデータに基づいて、低いコストでイノベーションを実現する。新しい経済と人の力は全国のあらゆるところから牽引することができる。文化や人を尊重し日本を先導し、世界に貢献するDXのために沖縄の責任と役割は大きい。
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村井 純 / Jun Murai

慶應義塾大学 教授

工学博士。1984年日本初のネットワーク間接続「JUNET」を設立。1988年インターネットに関する研究コンソーシアム「WIDEプロジェクト」を発足させ、インターネット網の整備、普及に尽力。初期インターネットを、日本語をはじめとする多言語対応へと導く。内閣官房参与、デジタル庁顧問、他各省庁委員会主査等を多数務め、国際学会等でも活動。2013年ISOCの選ぶ「インターネットの殿堂(パイオニア部門)」入りを果たす。「日本のインターネットの父」として知られる。著書に「インターネット」(岩波新書)他多数。

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